2015年8月21日
こんにちは院長です。
お盆休みもひと段落しましたが、 まだまだ暑い日が続きます。
皆様ご自愛くださいませ。
さて、以前も紹介したかもしれませんが
当院ではかみ合わせの治療、歯や周りの組織を保護する治療の一環として
バイトプレートといったものを作成しています。
おもに上の歯にはめるマウスピースのようなものです。
ちなみに当院では一つ一つ院長である私が作成しています。
症例によって上下のかみ合わせの状態を
削ったり、レジンという材料をかみ合わせの面に盛ったりして調整します。
多くの場合、全体をまんべんなくあてることが多いですが、
その方のかみ合わせの状態や、あごの関節の状況によってあてる強さが違ったり、
同じ歯でも左右であてる強さを変えたりする必要があります。
また、この材料自体も削れていきますし、
人間の筋肉はいい意味でも悪い意味でも順応していきます。
はじめ作成した時に調整しますが、使ってもらいその使用状況をかみ合わせや削れ方を見て
その方にあったかみ合わせの面の調整がかならず必要です。
その調整をしないと悪いかみ合わせのまま筋肉が順応してしまい、
使いつづけると、気づかないまま、さらにかみ合わせが悪くなる。
といったことまで起きてしまう可能性もあります。
またショックを吸収する素材ではありませんのでスポーツ用ではありません。歯と歯茎を傷めてしまいます。
スポーツ用にはほかのものがありますのでお尋ねください。
もちろん、作成時毎回患者様には説明していますが、
説明が難解でよくご理解できない場合があるといけませんので、
今回、ブログでも紹介させていただきました。
歯科にも色々な治療器具がありますが使い方を間違えて、
状況を悪化させるといけませんので、他院で作られたものでも
疑問点があればお気軽にお尋ねください。