歯周病③|福岡市南区井尻の歯医者・歯科|牧野歯科医院

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歯周病③

歯周病③|福岡市南区井尻の歯医者・歯科|牧野歯科医院

2013年2月15日

こんにちは 院長です。

ちょっと期間が空きましたが、歯周病の治療について簡単に書きたいと思います。

まず、治療を始めるには歯周病がどの程度進行しているかを把握しなければいけません。

それには、実際にポケットの深さを測ります。歯も1本1本形態が違い、また汚れのつき具合といった細かい環境が違います。ですので、ポケットの測定は1本1本(実際は1本につき1~6ヶ所測ります)行います。この検査をプロービングといい下図のプローベ(先端は丸まっていて針ではありません)という目盛りのついた器具で測ります。

健康な歯ぐきで歯と歯茎の溝の深さが1,2㎜といわれることは以前書きました。臨床上は3㎜までを健康な範囲とみなします。ですので4㎜以上あるとポケットができていると判断します。

また、プロービングで出血するかどうかを検査します。これは重要で、出血があると歯の周囲の組織に現在炎症が起こっている目安となります。

もう一つ、重要な検査に動揺度測定というものがあります。歯の周囲の組織が破壊されていると歯を支えきれず歯の揺れが始まります。この揺れ具合を測る検査です。咬む機能に直結する検査です。(健康な歯も若干動きますので鑑別は必要です)

Probe
プローベ

Probing2

プロービング

以上の情報とレントゲンの画像などと組み合わせて、総合的に歯周炎もしくは歯肉炎の判断を行います。

今回は検査の説明になりました。次回より治療について簡単にお話します。

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