こんにちは院長です。

今日は歯磨きについて話そうとと思います。

ちょっと嫌味な言い方になりますが、歯磨きを習わず、きちんと歯磨きをできている方はほとんどいらっしゃらないようです

患者さんからお話を聞いていると、歯ブラシいっぱいに歯磨き粉をつけて、ごしごし３，４分磨くという方が多くいらっしゃいます。

たとえば女性の方が顔を洗ってケアするときは、念入りに洗ってパックしたりと１５～３０分（もっとかも）かけてされると思います。

歯は顔より凹凸があり、歯並びも複雑でしかも見えない部分です。正直３，４分磨いただけでは歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯などほぼ汚れは付いたままです。しかも、歯磨き粉を多くつけると歯磨き粉には発泡剤が入っており、かなり泡立ちしかも清涼剤もはいっていますので磨いた気になって終わってしまうというのが実際のところです。

ただ、歯磨き粉が悪いというわけでなくちょっとつけるだけで結構です（豆粒程度）。しかし、歯の汚れプラークは物理的に落とすことが重要です。はっきり言って物理的にしか落とせません。

歯磨きの仕方は、いろいろな方法がありますし、一番教えられているのはバス法という方法で、以前も少しお話したことがありますが、要は考えられる隅々まで器具を当てて物理的にきちんと落とすことが重要です。もちろん、歯と歯茎を傷つけない力で行うことが大事です。

そのためには歯ブラシだけでなくこのようないろいろな補助器具を使うのが効果的です。

歯間ブラシやフロスは必ず使う習慣をつけるのがよいでしょう。

しかし歯並びは個人個人違います。まずは歯科医院で基本的な磨き方を教えてもらい、歯科医師や衛生士さんに磨いてもらって、すこしづつご自分に合った磨き方を身につけていくことが一番重要です。

お口の中のすべての病気の予防は、このプラークをきれいに除去していくことが絶対的に一番の方法です。少なくとも１５分は磨くよう習慣づけましょう。

大変なようですが、ご自分の体はご自分で守れます。その意識が一番重要なことに思えます。

歯科医院に行かれた時、治療だけでなく歯ブラシの仕方も教えてもらうよう尋ねられてみてはいかがでしょうか？喜んで教えてくれると思いますよ。少なくとも当院のスタッフはすごくうれしがります